出来るだけ楽しみたいから

嫌いなものには関わらず好きなものに囲まれて生きていたい

旧:3巻まで読んでみた

宗像教授異考録

突然だが、まず僕流に人間を3種類に分けてみた。
 1 歴史にまったく興味の無い人
 2 興味はあるが詳しくは無い人
 3 詳しすぎる人

僕は2、そしてこの漫画も2の人向きの作品になると思う。

大学教授の宗像が日本史の謎を解明していくお話。
縄文から飛鳥時代ぐらいまでが主なターゲット。

何がすごいって、毎回謎に対して漠然とした答えでうやむやにせず、具体的な結論を出すこと。
もちろん、その答えがあってるかどうかは分からない。
だが、毎回作者の幅広い知識と考察力に驚くばかりだ。
埴輪とイタコを結びつけたり、邪馬台国の謎に第3の答えを出したり、物部氏の正体に迫ったり。
いや、もしかしたら誰かが発表した説を元にしてるのか、 とかそこら辺はよくわからないが、個人的にどうでもいい。

難点、と言うほどではないんだけど、話のノリとして、 サスペンス物の2時間ドラマが近いと思うんだけど、ストーリー展開がいつも一緒なんだよね。
宗像教授が仕事or私用で地方に行ってそこで天災やら崖崩れやらに巻き込まれて知人が死んで 崩れた壁から未発掘の遺跡が出て謎がまた1つ解ける、と大抵こんな感じ。
まあ、3本に1本くらいの割合だし、難点ではないな。

主人公が一本真の通った大人なのもポイント高し。

10/11現在、10巻既刊