出来るだけ楽しみたいから

嫌いなものには関わらず好きなものに囲まれて生きていたい

旧:3巻まで読んでみた

吼えろペン

もはや漫画業界(の裏)をネタにした漫画は珍しくない。
この作品もそうした漫画の1つである。

そこそこ?売れっ子な漫画家・炎尾燃と、地味ながらも味のあるアシスタント達が
様々なトラブルに七転八倒する様が熱く描かれてる。

イチオシなのは漫画家と編集者との終わりなき戦いだ。
仮面を被り、素顔を見せない女編集者と炎尾たちのバトルは爆笑の連続。

2つ目のイチオシポイントは解決方法(オチの付け方)だ。
例えば、理想と現実のギャップに苦悩している、という状況で
凡百の漫画なら毒にも薬にもならないキレイ事のオチを付ける所を
この漫画は斜め上の、開き直りの混じった、
だけど妙に納得してしまうオチを付けるのである。

最後のイチオシが炎尾のアシスタントであり、裏主人公でもあるヒーローだ。
1話の時点じゃ単なる専門学生だった彼の成長物語にもなってる。

全13巻
新吼えろペン 全11巻