出来るだけ楽しみたいから

嫌いなものには関わらず好きなものに囲まれて生きていたい

旧:3巻まで読んでみた

海外ドラマは観れるけど日本のドラマは観れない

俺がドラマよりアニメにリアルを感じる理由 - 出来るだけ楽しみたいから

の続きというかおまけ。

 
アニメキャラは役を演じてないから観れるけどドラマ(三次元)は俳優が演じてるから観れない、ってのが前回。
 
そんな自分だけど海外ドラマ・映画は観れるんだよね。
 
その理由をざっくり言うなら、海外作品は遠い世界の話、アニメを観るのとほとんど同じ感覚で観てるからだろうね。例えばレオナルド・ディカプリオっているじゃん?彼が出てる映画を観てる時、俺は彼の役が本当に存在してるって自然と思い込める。演技力は関係ない。
 
海外作品を観てる時の自分の脳を分析すると多分以下の様な感じ。まず「アメリカのリアル」ってものが自分の中にないんだよね。このドラマ現実と違うじゃんって突っ込む為のベースが無い。次に、俺が海外の俳優をまったく知らないということ。知っていても日本の俳優と違って、素で喋ってるのを見たことがないという点が大きい。
 
俳優の話じゃないんだけどさ、ナショナルトレジャーって映画があってさ、冷静に観るとかなりぶっ飛んでる作品なんだけどさ。厳重に管理されてる独立宣言書(?)に宝の暗号が隠されてたり、大統領のでっかい顔の山(馬鹿みたいな書き方だけど伝わるはず)に財宝が眠ってたりと日本人の俺でもありえねーwって思うくらいなんだけど、普通に観れるんだよね。
 
もし、これの日本版を作るとしたら、徳川埋蔵金を探す主人公たちが大日本帝国憲法の原本(?)に隠された暗号を解いて富士山に眠ってる宝を見つける、みたいな話になると思うんだけど、多分俺はこんな映画観れないわ。だって嘘じゃん。ありえねーじゃん。
 
いや、ナショナルトレジャーだって嘘なんだけどさ、こっちの方はさ、極端な話、事実というか、ドキュメンタリー映画の感覚で観てるんだよね俺。アメリカでは本当にニコラス・ケイジ似の男が宝を見つけて、どこかの博物館で現実に飾られてる、って思い込める。
 
自分の日常と離れた世界の話は大丈夫というかそれしか観れないというか、内容の良し悪しに関係なく日本の作品というだけで観ないと判断するっていうのは馬鹿げてると自分でも思うけど、こりゃどうしようもないな。

京アニ版Kanonの一挙放送を観て思う麻枝と久弥の違い

自分の中でとっくの昔から出てた結論なんだけど、今回の一気見で再確認した。

麻枝はシナリオ、久弥はキャラ

5人のルートで唯一ウルッときたのが麻枝の真琴シナリオだった。あとはドングリの背比べだったけど、麻枝の2ルートが1、2位で久弥の3ルートが3、4、5位。ってこれだけだと単なる麻枝アゲの感想だけど、そうじゃないんだ。

キャラの萌え度で言うと久弥の3キャラがTOP3を独占。しかも麻枝の2キャラと大差で。別に麻枝のキャラが萌えないわけじゃないけど、久弥キャラは破壊力が凄まじいわ。

でもこれっておかしいよね。昔は疑問に感じなかったんだ。それぞれ得意分野が違うだけだって。でもやっぱ変だよ。だって普通はシナリオが良いってことはキャラも良いはずだし、キャラに魅力があればシナリオにも魅力を感じるはずじゃん。つまりシナリオの出来とキャラの魅力はある程度比例するはず。

ところが俺はKanonにおいて、シナリオは麻枝、キャラは久弥に魅力を感じてるわけで・・・。そりゃ、シナリオとキャラの出来が常に比例するとは限らないけど、Kanonに関しては自分でもびっくりするくらいきれいにあべこべの評価になってしまって。

突発で書いてる記事なんで特に結論らしい結論はないんたけど、そういう意味ではKanonてバランスのとれた名作なんだなって。麻枝久弥のコンビってやっぱり最強?

俺がドラマよりアニメにリアルを感じる理由

ドラマ観れないんですよ。

 
理由はやっぱりつまんないから?いや、観てもないのにつまんないなんて評価しちゃ駄目か。
 
本当の理由は俳優にある。と言っても演技が下手とかそういう理由ではない。じゃあ何だと言われたら、これがちょっと説明しづらい。
 
まず、誰でも良いんで有名な俳優を1人思い浮かべてください。で、その人がドラマの中で演じてるわけだけどさ、俺にはその俳優はその俳優にしか見えないのよ。演技力は関係ない。よくキムタクはどの役をやってもキムタクだ、なんて言われるが俺はすべての役者に対してそう思う。どんなに熱演してたって監督が「カーーット!」って言った瞬間、その役は消えて素に戻るわけじゃん。
 
対してアニメはというと、声優が声を当ててはいるが、そのキャラクター自身はそのキャラクターを演じてるわけじゃない。例えばここに涼宮ハルヒというキャラがいる。で、ハルヒが喋る。監督が「カーーット!」と言う。そしたらハルヒは演技をやめて素のハルヒ(?)に戻るのか?もちろんそんなことはない。ハルヒハルヒであることをやめません。これはもうアニメキャラは実際に生きてるんだよ!と言っても過言じゃないよ(暴論)
 
「そりゃ、この俳優は演じてるだけで、役そのものじゃないけどそれを分かった上で楽しむのが大人の態度だろ」と自分でも思うが、これは一生治らないな。

英傑の日本史 風林火山編 - 井沢元彦

 

星4つ★★★★☆
 

武田信玄を中心に戦国時代の甲州を扱った本。

 
出来事を時代順に解説していく書き方じゃなく、俺の苦手な、人物を一人ずつ紹介していくスタイル。この「人物伝」という書式は初心者には分かり辛い、はずなのだが、そこは信頼と安心の井沢さん、知識ゼロでも楽しく読めるようになってる。
 
注意点としては、信玄に対しての評価が辛口なこと。これは信玄が必要以上に神格化されていて、欠点が隠されてるから自分が信玄の駄目な点に触れてバランスを取ろうとしてのことだと思う。邪推すれば、信長の評価を相対的に高めようとしたんだろうな。
 
超マイナーと言うか、そんなに重要じゃない人物まで取り上げてるんだけど、もしかしたらここが一番面白かったかも。ドけちな奴とかツンデレかよって奴とか変なのがいてクスッとした。
 
それにしても、俺全然信玄のこと知らなかったんだな。長野でのグダグダとか聞いたこともなかったよ。

あんハピ♪で初めてつまらなかった8話

今期で一番面白いと(俺の中で)評判のあんハピ♪だけど、8話はつまらんかった。

どこがどうつまらんのか、と聞かれると大変困るのだが、例えるならジャンプで連載されてる打ち切り寸前の漫画が、テコ入れで無理矢理バトルものに方向転換させられた、みたいな感じ。

たった1話ダメだったくらいで評価は変わらんが。面白い所もあったしね。先生の「チモシーー!!!!」とか思わず声出たわ。

太平記の群像 - 森茂暁

星3つ★★★☆☆
 

鎌倉幕府の崩壊から南北朝の途中までを扱った本。

 
出来事を時系列順に書いていくスタイルじゃなくて、人物ごとに生まれてから死ぬまでを1人ずつ扱っていく書き方。なんだけど、・・・うーん、俺はこの書き方苦手だ。
 
この本は初心者向けの解説本じゃなくて、著者が集めた資料などを使って一人ひとりの「実際の足跡」を纏めた資料寄りの本って感じかな。
 
だから正直面白くはない。が、この本の価値は面白い面白くないにはない。俺は浅い歴史好きだが濃い人間にとっては素晴らしい本だろう。普通の解説本では名前がチラッとしか出ないような、有名じゃない人物もしっかり取り上げてるのでこの時代をもっと詳しく知りたい人にはうってつけだ。
 
俺が一番面白いと思ったのは最終章。太平記は誰がどういう状況の下で書いたのか、という考察の所。この部分は読んでてワクワクしたな。

おひとりさまって思われるのがそんなに嫌か・・・

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Jリーグの試合を観に行った時の話。

 
角っこの席、と言うかコーナーキックを蹴る辺りの席があまり混んでなく、ちょうど良いばらつき具合だったのでそこで観戦することに。2つの空席を挟んで俺の横に30才前後の男が1人座っていた。
その男は顔を左右にせわしなく振り、隣の空席に置かれたタバコと焼きそばの空パックをチラ見し、と落ち着かない様子。そして時々小さな声で「あいつ遅いな・・・」的な事を呟く。(はっきりとは聞き取れなかったが多分こんな感じ)
 
つまり、自分は1人で観に来たわけじゃなくちゃんと相手がいますよアピールなわけだけど、そのアピールいる?
 
会場はスタメン発表、選手入場と進行していって、とうとうキックオフ。しかしその男は変わらず左右を見渡し前屈みの姿勢でとにかく落ち着かない。
 
ここまで読んだ人の中には、別にこの男はおひとりさまと思われるのが嫌なんじゃなくて、単に友人とサッカー観戦を楽しみたくて待ち焦がれてるだけじゃない?と思う人がいるかもしれない。だが、違う。
 
俺は決して寂しいヤツじゃないんだ!ただ相方が遅れてるだけで、ぼっちなわけではないんだ!って空気を全身から発してるのよ。
 
前半途中で待ちに待った友人の登場。
 
数分後、そこには、背もたれにかけ、足を組みながらゆったりとビールを飲み談笑する彼の姿が! 完全に別人じゃねーか。いや、別にいいんだよ?楽しそうでなによりだよ。
 
しかし俺は言いたい。
どうして1人の時も楽しめなかったの?友人と一緒にいる今と同じくらいに、とは言わないが、味方選手の惜しいシュートに起こる歓声とため息、あわや失点のピンチに起こる悲鳴。友人が来る前の彼はこれらに無関心でイライラした顔で観戦していた。
 
何がなんでも1人だと思われたくない、っていう気持ちは分からなくもないが、1人の時は1人で楽しむということが出来ないのは俺には理解出来ない。
 
ってことでサッカースタジアムで見かけた可哀想な人の話でした。
 
あと試合は負けた。