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出来るだけ楽しみたいから

嫌いなものには関わらず好きなものに囲まれて生きていたい

旧:3巻まで読んでみた

誰も指摘しないAngelBeats!とシャーロットの欠点

アニメ

この2作品、駄目な所を挙げたらキリがないくらい沢山の欠点がある。この記事では、その中でもまだ誰も指摘してない(と思う)大きな欠点を1つ取り上げる。

 

その欠点は、麻枝准が長い間、ギャルゲーという特殊な媒体でシナリオを書いてきたことに起因する。ギャルゲーはヒロインごとにシナリオがあり、それぞれのシナリオは断絶されてる。CLANNADのことみシナリオは、Key作品では珍しく他のヒロインも最後まで出ずっぱりだが、そこで展開される話はことみのみで、他ヒロインのシナリオが同時に進むわけではない。

 

ここで何でもいいのでアニメを幾つか思い浮かべてほしい。進撃の巨人コードギアスがっこうぐらし。普通、アニメのシナリオはメインシナリオという大きな道路があり、ほぼすべてのキャラが横一列に並んで一緒に歩いている。「メインシナリオを1つ進めよう。じゃあ今回はこのキャラとこのキャラにスポットを当てよう。次の展開ではこのキャラの秘密を明かそう」

 

1つのメインシナリオがあり、その中で起きる事件、イベント、戦闘と、ほぼすべてのキャラのシナリオが絡み合ってる。これが普通だ。

 

で、AB!とシャロである。

 

まずはAB!だ。ラスト直前、ゆりっぺが単身、ラスボスのいる部屋に突入する。うん、この時点ですでにおかしい。主人公の音無はこの時何してたっけ?たしか天使ちゃんの所だっけか。まあ、それもそのはず、だって音無は天使ちゃんとのアレコレのために作られたキャラなんだから。ゆりっぺの神への抵抗とはまったく関係ない。いや、音無だけじゃなく、すべてのキャラが「ゆりっぺのシナリオ」と関係ない。仮にラスボス突入時にゆりっぺ単独ではなく、例えば日向が一緒だったとしても、それはことみシナリオに他のヒロインが登場するのと同じレベルでしかない。

 

そしてラスボスである。この話の放映前、ネットでは、このキャラが黒幕だ。いやあのキャラだと予想する書き込みを結構目にした。しかし、蓋を開けてみたら、そこに立ってたのはなんかよく分からん新キャラ。視聴者ポカーンですよ。でも僕は、麻枝があえて戦線メンバーを黒幕にしなかったのだとその時は思った。意外なキャラを黒幕にして視聴者を驚かすなんて安易すぎるからそこは外していこうと。しかし、シャロによって、麻枝の中には戦線メンバーを黒幕にしようなんて発想はそもそも無かったのだ気づいた。何故その発想が無かったのか。それは戦線メンバーにはそれぞれに(メインシナリオとは関係ない)個別のシナリオがすでに用意されてるから。だから黒幕は黒幕で新たに用意する。シャロで言うと海外のプロも同じだ。普通のアニメならここで高城あたりに「実は裏切者でした」という役割を与える。

 

つまり麻枝作品は、一人ひとりに細い道があり、スポットの当てられたキャラだけが歩く。時に他のキャラがスポットの当たってる道に顔を出すが道の外から見てるだけで何かの役割を持ってるわけではない。

 

次はシャロ。まあ、言わずもがな、あのアイドルである(もはや名前も忘れた)。多分、麻枝が生み出したキャラのワーストはこいつだろう。キャラ自体の魅力とシナリオ、2つの意味でね。このアイドルが加入する回の感想で見かけたんだけど、このアイドルを付け狙ってた大物プロデューサーを科学者連中の仲間と勘違いしてる人が数人いたんだよね。まあ分からんでもない。能力を持ったメインキャラが誰かに狙われてる。メインシナリオと関係があると思ってしまってもしょうがない。で、現実はというと、最初から最後までメインシナリオとはまったく関係なかったっていう。彼女1人だけならともかく、妹ちゃん救済後の空気っぷりや、もはや言葉もないジエンドのアレ。麻枝にも言い分はあるだろう。つまり、シャロは主人公とヒロイン、2人だけの物語なんだと。他のキャラを絡ませないのは意図したことだと。が、これは言い訳にならない。最終話はあれで良い。2人の話がメインなんだから。しかし、ラスト以外の所でいくらでもメインシナリオと絡めるチャンスはあった。絡めると言っても、海外のプロとの戦闘に高城やアイドルを参加させるとか安易なことではない。そのキャラが抱えてる問題や秘密が、メインシナリオと密接に絡んでいて、そのキャラの話を進めることが、同時にメインシナリオを進めることにもなる。これが普通の物語だ。

 

麻枝がこのようなシナリオを書いてしまう原因として、ギャルゲーのシナリオをずっと書いてきたこと、と最初に述べた。しかしこれ、本当は正しくない。今、アニメ業界にはギャルゲー出身のライターは珍しくない。その中で麻枝と同じ欠点を持った人を僕は知らない。つまり、不思議なことに、麻枝だけがギャルゲーシナリオと同じ書き方でアニメを作ってしまってるということだ。

 

答えは単純明快だ。麻枝にアニメを作る才能は無い。

 

って、何だこの文章は(ドン引き)。これでも生粋のだーまえ信者なんだけど。アンチ以外の何者でもないな。まあ、でもこれが偽らざる僕の本音です。