出来るだけ楽しみたいから

嫌いなものには関わらず好きなものに囲まれて生きていたい

旧:3巻まで読んでみた

俺がドラマよりアニメにリアルを感じる理由

ドラマ観れないんですよ。

 
理由はやっぱりつまんないから?いや、観てもないのにつまんないなんて評価しちゃ駄目か。
 
本当の理由は俳優にある。と言っても演技が下手とかそういう理由ではない。じゃあ何だと言われたら、これがちょっと説明しづらい。
 
まず、誰でも良いんで有名な俳優を1人思い浮かべてください。で、その人がドラマの中で演じてるわけだけどさ、俺にはその俳優はその俳優にしか見えないのよ。演技力は関係ない。よくキムタクはどの役をやってもキムタクだ、なんて言われるが俺はすべての役者に対してそう思う。どんなに熱演してたって監督が「カーーット!」って言った瞬間、その役は消えて素に戻るわけじゃん。
 
対してアニメはというと、声優が声を当ててはいるが、そのキャラクター自身はそのキャラクターを演じてるわけじゃない。例えばここに涼宮ハルヒというキャラがいる。で、ハルヒが喋る。監督が「カーーット!」と言う。そしたらハルヒは演技をやめて素のハルヒ(?)に戻るのか?もちろんそんなことはない。ハルヒハルヒであることをやめません。これはもうアニメキャラは実際に生きてるんだよ!と言っても過言じゃないよ(暴論)
 
「そりゃ、この俳優は演じてるだけで、役そのものじゃないけどそれを分かった上で楽しむのが大人の態度だろ」と自分でも思うが、これは一生治らないな。

英傑の日本史 風林火山編 - 井沢元彦

 

星4つ★★★★☆
 

武田信玄を中心に戦国時代の甲州を扱った本。

 
出来事を時代順に解説していく書き方じゃなく、俺の苦手な、人物を一人ずつ紹介していくスタイル。この「人物伝」という書式は初心者には分かり辛い、はずなのだが、そこは信頼と安心の井沢さん、知識ゼロでも楽しく読めるようになってる。
 
注意点としては、信玄に対しての評価が辛口なこと。これは信玄が必要以上に神格化されていて、欠点が隠されてるから自分が信玄の駄目な点に触れてバランスを取ろうとしてのことだと思う。邪推すれば、信長の評価を相対的に高めようとしたんだろうな。
 
超マイナーと言うか、そんなに重要じゃない人物まで取り上げてるんだけど、もしかしたらここが一番面白かったかも。ドけちな奴とかツンデレかよって奴とか変なのがいてクスッとした。
 
それにしても、俺全然信玄のこと知らなかったんだな。長野でのグダグダとか聞いたこともなかったよ。

あんハピ♪で初めてつまらなかった8話

今期で一番面白いと(俺の中で)評判のあんハピ♪だけど、8話はつまらんかった。

どこがどうつまらんのか、と聞かれると大変困るのだが、例えるならジャンプで連載されてる打ち切り寸前の漫画が、テコ入れで無理矢理バトルものに方向転換させられた、みたいな感じ。

たった1話ダメだったくらいで評価は変わらんが。面白い所もあったしね。先生の「チモシーー!!!!」とか思わず声出たわ。

太平記の群像 - 森茂暁

星3つ★★★☆☆
 

鎌倉幕府の崩壊から南北朝の途中までを扱った本。

 
出来事を時系列順に書いていくスタイルじゃなくて、人物ごとに生まれてから死ぬまでを1人ずつ扱っていく書き方。なんだけど、・・・うーん、俺はこの書き方苦手だ。
 
この本は初心者向けの解説本じゃなくて、著者が集めた資料などを使って一人ひとりの「実際の足跡」を纏めた資料寄りの本って感じかな。
 
だから正直面白くはない。が、この本の価値は面白い面白くないにはない。俺は浅い歴史好きだが濃い人間にとっては素晴らしい本だろう。普通の解説本では名前がチラッとしか出ないような、有名じゃない人物もしっかり取り上げてるのでこの時代をもっと詳しく知りたい人にはうってつけだ。
 
俺が一番面白いと思ったのは最終章。太平記は誰がどういう状況の下で書いたのか、という考察の所。この部分は読んでてワクワクしたな。

おひとりさまって思われるのがそんなに嫌か・・・

f:id:emenoir:20160430193249j:plain

Jリーグの試合を観に行った時の話。

 
角っこの席、と言うかコーナーキックを蹴る辺りの席があまり混んでなく、ちょうど良いばらつき具合だったのでそこで観戦することに。2つの空席を挟んで俺の横に30才前後の男が1人座っていた。
その男は顔を左右にせわしなく振り、隣の空席に置かれたタバコと焼きそばの空パックをチラ見し、と落ち着かない様子。そして時々小さな声で「あいつ遅いな・・・」的な事を呟く。(はっきりとは聞き取れなかったが多分こんな感じ)
 
つまり、自分は1人で観に来たわけじゃなくちゃんと相手がいますよアピールなわけだけど、そのアピールいる?
 
会場はスタメン発表、選手入場と進行していって、とうとうキックオフ。しかしその男は変わらず左右を見渡し前屈みの姿勢でとにかく落ち着かない。
 
ここまで読んだ人の中には、別にこの男はおひとりさまと思われるのが嫌なんじゃなくて、単に友人とサッカー観戦を楽しみたくて待ち焦がれてるだけじゃない?と思う人がいるかもしれない。だが、違う。
 
俺は決して寂しいヤツじゃないんだ!ただ相方が遅れてるだけで、ぼっちなわけではないんだ!って空気を全身から発してるのよ。
 
前半途中で待ちに待った友人の登場。
 
数分後、そこには、背もたれにかけ、足を組みながらゆったりとビールを飲み談笑する彼の姿が! 完全に別人じゃねーか。いや、別にいいんだよ?楽しそうでなによりだよ。
 
しかし俺は言いたい。
どうして1人の時も楽しめなかったの?友人と一緒にいる今と同じくらいに、とは言わないが、味方選手の惜しいシュートに起こる歓声とため息、あわや失点のピンチに起こる悲鳴。友人が来る前の彼はこれらに無関心でイライラした顔で観戦していた。
 
何がなんでも1人だと思われたくない、っていう気持ちは分からなくもないが、1人の時は1人で楽しむということが出来ないのは俺には理解出来ない。
 
ってことでサッカースタジアムで見かけた可哀想な人の話でした。
 
あと試合は負けた。
 

キズナイーバーが回を追うごとに面白くなってってる

f:id:emenoir:20160516205706j:plain

キルラキルの製作会社ってことでまったく期待してなかったんです。実際3話ぐらいまでは面白いともつまらないとも言えない微妙な出来で、オススメなんてとても出来るようなアニメじゃなかった。

 
それが、5話6話と回を重ねる毎に面白くなっていってるんですよ。具体的に言うと、まずキャラの魅力。序盤の頃とは比べ物にならないくらい、それぞれが味を出してるんですわ。あと、ストーリー的には恋愛フラグがあっちこっちで建ってて、正直キズナシステム云々とかどうでもいいくらい、そっちの方が気になる。
 
途中で切った人、沢山いると思うんだけど、カムバック!!
この先も面白いなんて保証は出来ないけど、5話6話は見て損なし。ふらいんぐうぃっちなんて見てる場合じゃないぞ(⬅さすがにしつけーよ)

あなたの「名作」の基準はなんですか?

自分の基準はシンプルです。と言ってもメディア(本、ゲーム、アニメ)によって変わる定義だが。

 
もう一度見たいと思い、実際にもう一度見た作品
 
他の人の、一度見たものを見返す割合がどの程度か分からんけど、僕の場合はアニメなら100本に1本、ゲームなら10本に1本ぐらい。本は1冊読むのに大した時間がかかるわけじゃないから、そこまでの作品じゃなくても読み返すんでこの基準に当てはまらないけどね。
 
ドラマだと1時間×12前後。よっぽど素晴らしい作品でもないと見返すなんてあり得ないね。その高い壁を乗り越えてもう一度見させる作品は名作認定されるべきだよ。
 
と、ここまで書いたことをドブに捨てるようでアレなんだけど、むちゃくちゃ面白かったのにもう一度見たくならない作品てあるよね。個人的にグラン・トリノなんてまさにその代表。
 
僕の基準はこんな感じ。あなたの基準はなんですか?